革命家イーロンマスク<EVと自動車の未来について>

最近、アメリカの電気自動車メーカー大手のテスラが時価総額100兆円を超えたそうで。これは、トヨタやホンダなど日本の自動車大手メーカーのすべてを足し合わせた数字より高いそうです。なぜこれほどテスラは市場から評価されているのでしょうか。

 

●イーロンマスクの実現使用としている世界

カリスマ、イーロンマスクが実現しようとしている世界がすごいです。イーロンは、脱炭素社会を目指すためにクリーンエネルギーを利用することに注力しています。そこで槍玉にあがったのでが、現在のエンジン自動車です。走るたびに排気ガスを排出し、環境には間違いなくよくありません。そこで、電気の力を使用したEVに切り替えることで排気ガスを減らそうという考え方ですね。

イーロンのすごいところは、「EVを売ること」ではなく「クリーンな環境を実現する」そのためにEVがあるという考え方です。EVは脱炭素のための手段でしかないという訳ですね。なので、イーロンは世の中の自動車がEVに切り替わるなら、テスラ車じゃなくていい。なんならテスラが潰れてもいいと言っています。この姿勢がすごいですね。

ちなみにEV開発の特許もオープンソースとして公開しています。どの企業でもその技術が使用できる訳ですね。

一方で日本のトップ自動車メーカー、トヨタの豊田社長は「トヨタのEVを普及する」ということに注力しています。あくまでEVは普及させるけど、トヨタ車を使ってねという姿勢ですね。さらに、本音で言うとEVにはあまり前向きではありません。日本は電力発電に原子力や火力に頼っているため、大量に二酸化炭素を放出してしまうのですね、なので、ハイブリッド車燃料電池車などの方が、環境には良いという考え方です。確かに日本の現状を考えるとそう思いますが、やはりイーロンと比べると世界観がせまく感じますね。

 

●EVだけではない、イーロンマスク

イーロンはテスラを「自動車メーカー」ではなく「エネルギー企業」と捉えています。

持続可能なエネルギーを利用することで環境を変えていく。そのためのエネルギー企業の1つがテスラということですね。そのほかにも、スペースX、ソーラーシティ、ニューラリンク、ボーリングなどさまざまな企業のCEOをしています。どれも革新的企業で実現しようとしていることがすごいです。特にスペースXは「人類を火星に移住させる」という壮大な夢を実現するために創設された企業です。最近、初の民間人だけで宇宙に行ったことは記憶に新しいですね。

このようにイーロンは、人類を救うレベルの壮大な目標を掲げています。それは、環境問題が悪化し、将来人類は地球に住めなくなるのではないか。そのために、人類を火星に移住させる。その準備期間が必要なので、自動車始め、エネルギーをクリーンに移行する。その1つの企業がテスラであるということですね。

このことに共感できたと人が、テスラに投資して、テスラの株価が上がっているのではないでしょうか。私も是非イーロンの夢の実現ために、テスラの株を保有したいと思ってしまいました。